異文化弦楽団コンサート

7月11日(水)、18:30から代々木上原のムジカーザで〔異文化弦楽団〕のコンサートを開催しました。

胡弓の可能性を追求する木場大輔さんを中心に、世界の様々な擦弦楽器演奏家四人とパーカッショニストによって結成された五人のユニットです。

中国の二胡、ブルガリアのガドゥルカ、そしてチェロ…彼らの演奏を聴いていると、擦弦楽器と言う共通項、そして擦弦楽器としての“強み”は、大きく異なる音楽的・文化的背景を乗り越え、新たな価値を生み出すように思えてなりません。

コロナ禍の最中に映像配信で実施された「神楽坂まち舞台・大江戸めぐり2021」で組まれたプログラムが結成のキッカケでした。そのアンサンブルの音楽性とクオリティが余りにも素晴らしく、それ以降2022年、2023年と連続でご出演いただき、その後の展開を見据えてプロデュースをさせていただきました。

作曲家として優れた才能を発揮する木場さんのオリジナル曲「シルクロード組曲」、今回新たに作曲された「律動」ほか、映画音楽のテーマや著名ロック・グループの名曲のアレンジ、そして各メンバーの楽曲が次々に演奏されました。

価値あるまったく新たな音楽世界が、日本の伝統楽器を核にして繰り広げられようとしています。